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コラム Column
Kusak Cut Glass Worksがお届けする高級ボヘミアグラス
02/15/17
ボヘミアガラスの歴史
みなさん「ボヘミア」という言葉を聞いて何か思い浮かぶものはありますか?
おそらく多くの方が「ボヘミアガラス」だとお答えすると思います。それほど世界的に有名なボヘミアガラスは、別名チェコガラスと呼ばれており、その名前は、主にヨーロッパ中部に位置するチュコスロバキア共和国で製造されるガラス彫刻品に由来するためです。その豪華で繊細な彫刻から高級ガラスとして知れ渡っています。
お酒が有名なチェコにおいてボヘミアガラスとの相性はピッタリで、観光のお土産や贈り物としてとても有名です。
ですが、その歴史や特徴までご存知の方はそう多くないのではないでしょうか?
そこで私が「ボヘミアガラスとはどのようなものなのか?」と言ったボヘミアガラスの魅力をみなさんにお伝えすることで、その歴史や特徴に興味を持っていただけたら嬉しく思います。
今回のテーマは「ボヘミアガラスの歴史」についてです。 まず「ボヘミア」という言葉は、地名を指していることご存知でしたか?ボヘミアは歴史的地理呼称の1つで、現在のチェコスロバキア共和国西部および中部辺り一帯を指します。
今と変わらないこの地でチェコのガラス産業は発展してきました。
ここでみなさんはボヘミア地方でガラス産業が発達し、製造されていたために「ボヘミアガラス」と呼ばれるのだとお考えだと思います。ですが、ボヘミアガラスの起源はボヘミア地方ではありません。
実はボヘミアの隣、モラビア王国という場所で作られたガラスが起源とされています。その1つとして当時は、この王国を建国したとされるスラヴ人がガラスのネックレスなどといった装身具を作り出しており、この時からすでに高いガラス加工技術を持っていたことがわかります。
その後、モラビア王国は9世紀前半に建国したものの王位継承など内部問題により衰退・滅亡し、11世紀前半にはプラハを中心としたボヘミア王国に編入されました。
またその際ガラス技術も共にボヘミア王国に受け継がれることとなり、13世紀前半にはそのガラス加工技術の向上により、丸窓のガラスやゴシック聖堂のステンドグラスが作られるようになりました。ボヘミア王国が滅亡し神聖ローマ帝国の傘下に入った後も14世紀後半には数々の素晴らしい建築物とともにそれを彩るステンドグラスの多くが作り出されました。
その他に吹きガラスによって作られるガラスの器が、大衆の人々の家庭でも多く使われ、受け入れられることとなり、まさにガラス産業は最盛期を迎えていました。
さらに勢いをつけたのは16世紀ごろ、当時神聖ローマ帝国の皇帝であったルドルフ2世(1552-1612)が宝石を愛好していたことから、プラハは宝石彫刻の中心地となっていきました。
そのルドルフ2世のころに、水晶のような純粋で硬い透明ガラスが生まれ、プラハの宝石カッティング職人が回転砥石で宝石をカットする技術をガラスに応用したことで、美しいカットが施された現在のボヘミアガラスの形が出来上がったのです。
その後、世界で起こった貿易発展によって、ボヘミアガラスの彩色は変化していきました。なぜなら、ちょうどその当時、ボヘミアガラスがチェコの主要輸出品として扱われるようになり、それによってボヘミアガラスが世界各国に知れ渡ることになったからです。ヨーロッパだけでなく、アジアやアメリカにも輸出するようになるにつれ、下の画像のように無色透明であったボヘミアガラスが、その地域の文化や宗教、人々に好まれる形で発展を遂げ、さまざまな色鮮やかなアートガラスが生まれることとなったのです。
以上のような何世紀にも渡る長い歴史を経て、ボヘミアガラスは今日に至るまで職人たちの気質に守られた伝統的な技法とさまざまな芸術の要素を取り入れ、積極的な発展を遂げてきたことで、高い評価を受ける最高級ガラスとして認知されるようになりました。
そんな長い歴史を持つボヘミアガラスの魅力にぜひご自身で手にとって感じてみてはいかがでしょうか?
内倉社中では、100年以上の歴史を持つKusak Cut Glass Worksが作る全てハンドメイドのボヘミアガラスを他では手に入れられない価格で販売しています。ご興味ある方は下記のアドレスにお問い合わせください。
Uchikura.co
1404 140th place NE, Bellevue, WA 98007
問い合わせ先:info@uchikura.co
おそらく多くの方が「ボヘミアガラス」だとお答えすると思います。それほど世界的に有名なボヘミアガラスは、別名チェコガラスと呼ばれており、その名前は、主にヨーロッパ中部に位置するチュコスロバキア共和国で製造されるガラス彫刻品に由来するためです。その豪華で繊細な彫刻から高級ガラスとして知れ渡っています。
お酒が有名なチェコにおいてボヘミアガラスとの相性はピッタリで、観光のお土産や贈り物としてとても有名です。
(参照元)
ですが、その歴史や特徴までご存知の方はそう多くないのではないでしょうか?
そこで私が「ボヘミアガラスとはどのようなものなのか?」と言ったボヘミアガラスの魅力をみなさんにお伝えすることで、その歴史や特徴に興味を持っていただけたら嬉しく思います。
今回のテーマは「ボヘミアガラスの歴史」についてです。 まず「ボヘミア」という言葉は、地名を指していることご存知でしたか?ボヘミアは歴史的地理呼称の1つで、現在のチェコスロバキア共和国西部および中部辺り一帯を指します。
(参照元)
今と変わらないこの地でチェコのガラス産業は発展してきました。
ここでみなさんはボヘミア地方でガラス産業が発達し、製造されていたために「ボヘミアガラス」と呼ばれるのだとお考えだと思います。ですが、ボヘミアガラスの起源はボヘミア地方ではありません。
実はボヘミアの隣、モラビア王国という場所で作られたガラスが起源とされています。その1つとして当時は、この王国を建国したとされるスラヴ人がガラスのネックレスなどといった装身具を作り出しており、この時からすでに高いガラス加工技術を持っていたことがわかります。
その後、モラビア王国は9世紀前半に建国したものの王位継承など内部問題により衰退・滅亡し、11世紀前半にはプラハを中心としたボヘミア王国に編入されました。
またその際ガラス技術も共にボヘミア王国に受け継がれることとなり、13世紀前半にはそのガラス加工技術の向上により、丸窓のガラスやゴシック聖堂のステンドグラスが作られるようになりました。ボヘミア王国が滅亡し神聖ローマ帝国の傘下に入った後も14世紀後半には数々の素晴らしい建築物とともにそれを彩るステンドグラスの多くが作り出されました。
(参照元)
その他に吹きガラスによって作られるガラスの器が、大衆の人々の家庭でも多く使われ、受け入れられることとなり、まさにガラス産業は最盛期を迎えていました。
(参照元)
さらに勢いをつけたのは16世紀ごろ、当時神聖ローマ帝国の皇帝であったルドルフ2世(1552-1612)が宝石を愛好していたことから、プラハは宝石彫刻の中心地となっていきました。
そのルドルフ2世のころに、水晶のような純粋で硬い透明ガラスが生まれ、プラハの宝石カッティング職人が回転砥石で宝石をカットする技術をガラスに応用したことで、美しいカットが施された現在のボヘミアガラスの形が出来上がったのです。
その後、世界で起こった貿易発展によって、ボヘミアガラスの彩色は変化していきました。なぜなら、ちょうどその当時、ボヘミアガラスがチェコの主要輸出品として扱われるようになり、それによってボヘミアガラスが世界各国に知れ渡ることになったからです。ヨーロッパだけでなく、アジアやアメリカにも輸出するようになるにつれ、下の画像のように無色透明であったボヘミアガラスが、その地域の文化や宗教、人々に好まれる形で発展を遂げ、さまざまな色鮮やかなアートガラスが生まれることとなったのです。
(参照元)
以上のような何世紀にも渡る長い歴史を経て、ボヘミアガラスは今日に至るまで職人たちの気質に守られた伝統的な技法とさまざまな芸術の要素を取り入れ、積極的な発展を遂げてきたことで、高い評価を受ける最高級ガラスとして認知されるようになりました。
そんな長い歴史を持つボヘミアガラスの魅力にぜひご自身で手にとって感じてみてはいかがでしょうか?
内倉社中では、100年以上の歴史を持つKusak Cut Glass Worksが作る全てハンドメイドのボヘミアガラスを他では手に入れられない価格で販売しています。ご興味ある方は下記のアドレスにお問い合わせください。
Uchikura.co
1404 140th place NE, Bellevue, WA 98007
問い合わせ先:info@uchikura.co