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国際女性デーに何を考える?

こんにちは、インターンのまやです!

 

3月8日は国際女性デーでした!

アメリカでは、女性の権利・今年活躍した女性リーダーにスポットライトを当てる日として知られています。日本と世界の社会を比べるとともに、社会運動やオンラインでの”発信”の力で達成した改革について紹介していきます。

 

 

国際女性デーとは

世界的に女性の経済的、政治的、そして社会的地位においてジェンダー平等を尊重する日として設定された記念日の1つです。正義、威厳を象徴する紫色と希望を象徴する緑を身に着け、社会的変化に取り組む活動が世界的に年々広がっています。

*アメリカのデータも

日本の国会議員の女性比率は衆院10%、参院22.6%

(ちなみにアメリカは上院24%下院27%)

国民の半数は女性なのに不均衡が際立つ日本では”おじさん政治” ”女性のいない民主主義”と言われています。

 

2020年から2021年の間で実際に起きた改革

・スーダンでFGMが廃止された

FGMとは女性性器切除(Female Genital Mutilationの略)で、アフリカや中東、アジアの一部の国々で行われている、14歳未満女子の性器の一部を切除する習慣のこと。本人の承諾なしで行われるこの習慣は、最悪の場合死に至ることもあるなど、身体に大きな負担をかけるため、現代社会の中で強く反対されています。

FGMの目的としては、男性優位主義の社会で、女性が結婚するまで処女を保ち、結婚して家庭に入るものという固定観念を守るためや、女性の自立・主張を制限するために始められたようです。

 

・イギリスで生理用品の税金が廃止された

イギリスの付加価値税は通常20%、これまで軽減税率の対象になっていて税率は5%でしたが、今年1月から税金が廃止されました。現在、発展途上国だけではなく、貧富の差が広がる先進国でも生理の貧困(経済的な理由で生理用品が買えない環境)が問題視されている中、日本でも採用して欲しい政策の1つです。

 

・中米の国で初めてコスタリカが同性婚を認めた

世界で28ヵ国目の同性婚承認国!日本でも渋谷区と世田谷区ではパートナーシップ制度は認められていますが、国としては認められていません。

 

・アルゼンチンでは人工中絶が合法化された

カトリック教徒が多数を占めるアルゼンチンでは、中絶に対して保守的な意見を持っている人が多く、これまで中絶はレイプによる妊娠か母親の生命が危険にさらされる場合に限られていました。違法に中絶を行った罰則は15年以下の禁錮刑で、”弱い立場や貧しい女性”が不当に罰せられているとして、数十年間もの間、基本的な人権を求め女性たちが戦い続けた結果です。

 

どのように国際女性デーを祝う?

 

女性の権利について学ぶこと、考えること、議論をすることで世界中の法律や政策の改革につながります。一人の力では男女平等は達成されないと諦めずに、自分ができる方法で国際女性デーを祝うことが大切です。フェミニズムとして私も一年に一回ではなく、日頃から日常に散らばっている抑圧や差別に気づき、発信していきたいと思います。

サンディエゴでも大学で一般向けにセミナーや議論をする場が設けられているので、是非チェックしてみてください!

 

 

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