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コラム Column

アメリカで看護師になろう!

アメリカ看護

アメリカ看護 / America Kangoに寄せられるご相談

弊社では、日々アメリカ看護留学に関するさまざまなご相談をいただいております。今回は、そのなかでも、もっとも多く寄せられるご相談内容をご紹介しましょう。

質問をいただく方の特徴としては、以下の3タイプが圧倒的に多いです。

1.アメリカで看護師として働くために、何を始めたらよいかまったく分からない方。

2.看護学校進学のために必要な書類提出の段階でつまずいている方。

3.渡米したものの、英語力が足りずに進学が叶わず、語学学校等に通うだけで帰国してしまうかもしれないと焦っている方。

 

以下は、過去に弊社が実際に受けたご相談内容ですが、多少の差はあっても似たような状況下で悩んでいる方が非常に多く、特にCase1のようなご相談は、毎月10件ほどもあります。

Case 1 「自力で書類申請したが…」   
Yui T. (39歳)
大阪出身。看護専門学校卒業  

大阪の看護学校を卒業後、病院で53か月におよび正看護師として勤務しております。3か月前に、カリフォルニア州のBoard of Registeredに規定の書類を提出後、日本の看護学校で取得した単位や看護師免許書の査定の書類を提出したところ、先方からClinical Portion of Transcriptの提出を求められました。書類は2年以内に提出しなければならず、まず何をどのようにすればよいのか分からずに行き詰まっています。周囲に同じような状況にある知人も居ないため、インターネットで色々と検索し情報を集めていますが、どのサイトも書類申請で通った人の苦労話が書かれているだけです。どの情報も信頼ができず検索していたところ、星様のウェブサイトにたどり着きました。相談に乗ってください。お願いします。

Yuiさんのように、日本の看護学校で取得した各単位や時間数、教科名が審査の段階で引っかかり、書類の再提出を要求されることがあります。これは成績証明書のブレイクダウンの時点で、時間数と教科名に問題がある場合がほとんどです。そのため弊社では、まず「書類査定」をし、次にその必要書類をもとにブレイクダウンしなおします。この作業はとても時間がかかり、個人でクリアする事は非常に厳しいと考えております。もちろん、卒業校との連携無しでは成り立ちません。さらに、一度提出してしまった書類の不備を指摘されているため、各項目で詳細を明確にしなければ、まずNCLEX書類申請を通ることはありません。

 

Case2 NCLEX試験に無事合格したが…」 
Saya T.(29歳)
京都府出身。語学留学のためニューヨークに滞在した経験を持つ。大阪の看護学大学を卒業後、病院で3年間勤務し、2年前に再渡米。

日本のアメリカの看護師をしているという看護書類作成サポートを通して、CGFNS書類作成からNCLEX書類申請をして無事RNライセンスを取得しました。その方に相談したいのはやまやまですが、実はその方から御社へ依頼するのは進めませんと言われていたので相談できずにいます。星さんにお世話になったというMaikoさんにSNS上で出会い、メールさせて頂きました。カウンセリングを希望したいのですが、お願いできませんか?

Sayaさんのように、アメリカでRNライセンスを取得したにもかかわらず、本帰国された方から相談を受けることは多いです。実は書類審査だけでRN試験に合格しても、アメリカでは働くことはできないのです。その理由はソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)の有無です。雇用する側は、必ずSSNを求めてくるのが通常です。RN取得=SSN取得は当たり前のことなのですが、意外にもこのSSNを取得している方は少ないのです。Sayaさんへのアドバイスとしては、やはりアメリカ国内で看護学校に編入し直す必要があります。そして、卒業後のOPT申請しSSN取得してからはじめて、仕事に就くことが可能になります。

Case3 NCLEX試験に合格し、語学学校でSSN取得できたが…」
Momo K.(38歳)
大分出身。現在、東京の大学病院勤務中。

2年前にニューヨークのNCLEXに合格したのですが、現在日本に戻って働いています。実は、通学していた語学学校で取得したSSNの件で、ニューヨークでのライセンスが保留(Suspended)になってしまっていて、今後、正直どうしたらよいか分からずにとても困っています。もうアメリカには、たとえ旅行でも行くことは難しいのでしょうか?教えて下さい。

Momoさんはニューヨーク州でのライセンス取得者でしたが、カリフォルニア州在住の方からも「書類申請の際に、SSNが必要なので3000ドル で購入した」「500ドルでSSNの書類を作成してもらった」という相談を受けたことがあります。Momoさんとカウンセリングを重ねていくうちに、学校に授業料の3倍の費用(約1500ドル)を支払ったらSSN取得のための書類を作成してくれたということを聞いて、彼女のライセンスが保留になった理由は、不当なSSN取得なのかもしれないと思いました。州によっては、看護師審議会*が書類を審査するにあたりSSN取得方法に調査が入ると現役看護師達から聞いたことがあり、実際にライセンスをはく奪された方がいるのですMomoさんへのアドバイスとしては、その時にSSN発行書類に携わった人達に連絡を取り、事実を明らかにしてもらうことで話は終了しました。

 

*看護師審議会(BRN)について

各州には看護師審議会があります。たとえばカリフォルニア州には「カリフォルニア州看護師審議会(California Board of Registered Nursing)」があり、カリフォルニア州が認可している国家試験(NCLEX-RN)を受験するに値する看護学科の習得を要求しています。それは他州も同様です。

各州毎にNCLEX受験申請をする条件を満たしていなければ、全米での受験許可すら認めません。まして、就職となれば、労働許可証、SSN無しにはチャンスなどありません。

弊社では、このNCLEX書類査定を渡米前から開始し、就労許可証を発行する看護学校入学までのサポートをしております。就職面接ではTOEFLスコア取得者は有利になる事実もあります。もしご自身でBRNに提出し返却されてしまった書類の修正はとても時間を要し、受験許可を受けるのは厳しいのが現実です。このことを踏まえた上で書類作成をお勧めします。

 

進学や看護師永住権に必要な英語力の目安

  • ビザスクリーン
    ビザスクリーンとは「Visa Screen Certificate」のことで、医療に携わるために、特定の職業に携わる外国人が、母国で認定されている特定の機関から最低限必要な英語力を所有していることを証明する証明書です。

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