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アメリカで看護師になろう!
12/13/21
2021年看護留学を振り返って 依頼?依存?看護留学サービスに何を求めるか
先日、Zoomセミナーや個人カウンセリングを開催した際、以下のようなご質問をたくさんいただきました。
「星さんの会社のサポートがあれば、絶対に看護学校入学はできるんですよね?」。
「アメリカで留学生の労働は禁じられていることは知っているんですが、看護師なら働くことはできるんでしょうか?」。
「日本で十年以上にわたって看護師をしていたので、アメリカでも働ける自信があるんですが、英語に自信がないんです。どうしたらよいのでしょうか」。
「NCLEX合格してもアメリカで看護師のスポンサーを探しても一件も来ないのはなぜですか?また、アメリカ看護さんだと、どうして100%就労できているんですか?永住権サポートだけお願いできますか?」
この相談内容を読んで、皆さんはどう思われますか?
“他力本願”で渡米しても困るのは自分です。法律で禁じられていることに、例外はありえません。ましてや働く国の言語ができないのに、なぜ渡米する必要があるのでしょうか。考えてもみてください。もしあなたが入院している病院に、母国では経験豊富でも、日本語ができずにコミュニケーションがとれない看護師が配属されてきたら、不安ではないですか?プロとして、仕事の一環として、きちんと日本語を勉強してほしいと思うのではないでしょうか?
世の中には、困ったり、悔しかったり、どうしようもなくなると、人のせいにする人がたくさんいます。私はそういう時こそ「自分の力不足だ」と言い聞かせています。私自身も、バスケットボール選手時代に、ゴール下にいるセンターにパスをして、そのプレイヤーがキャッチミスをしたとき「何で取れないんだよ!」「せっかくのノーマークシュートパスを無駄にするなよ!」と相手に罵声を浴びせたことが何度もあります。
そんなとき、監督は決まってこう言いました。「自分のタイミングでパスをするな、相手が最も取りやすいポジションにいて、取りやすいときにパスをするのが良いパス だ!たとえノーマークでゴール下に味方がいても、相手が準備できていないときのパスは良いパスではない」。
大学時代には、スタートメンバーで最初から試合に出場していても、たった一つのパスミスで、ベンチに直ぐ戻されたことが何度もありました。思えば私にとってパスミスでないと思っていたこと自体が、問題だったのです。
「人のせいにしても何の解決にはなりません。自分がまだまだ力不足だからなのです。」
運動も留学でも、人生そのものも同じようなことが言えるような気がします。海外で生活していたら、必ず誰にでも困る時がくるからこそ、それに耐えられるだけの精神力と経済力、そして英語力が必要でははないかと思います。
弊社のお客さまにも、ごくたまにですが、「今後、御社へサービス依頼をするつもりはありませんので星さんへ伝えて下さい!」とメールを頂いた事もございます。
そのような方が、3年、5年、7年と歳月を過ぎた頃に、また、無料でコンサルテーションやサービスを受けたいと、要求する方がいらっしゃいます。ご本人の理由によるサポート延長やサポート終了は、何度もご本人とカウンセリングを重ね同意の下、進めております。
サポート終了後、コンサルテーションをお願いされ、有料だと伝えた途端、サービスが悪いなどと言われると、正直悲しくなると同時に、夜も眠れず考えこんでしまいます。
そのため、弊社ではサポート申し込みを受け付ける際に、必ず、以下の事を確認しております。
経済的・各書類、等に問題がある場合は、アメリカの看護学校入学や編入、看護師としての就労資格、看護師永住権取得は、不可能に近いのでサポート申込を引き受けておりません。なぜかというと、 お金がない=授業料が支払えない=無事編入後もアルバイトする時間が増える=授業についていけず成績が悪くなる=学校側からの推薦書がお願いできなくなる=卒業後も成績が悪いため就職ができない、という図式が成り立ってしまう方が、現実にいらっしゃるからです。
留学は、他力本願ではなくご自身の努力なしでは成り立たないのが現実です。ましてや、アメリカ医療業界は、なりたい職種、または安定職種としては「ベスト5」に入る職なのです。ここはアメリカ社会です。言語も違えば、生活する環境も、医療保険も、教育制度も全て日本とは異なるのです。
確かに、看護留学をしたという人達から、費用だけ取られて逃げられたり、そういった理由から告訴されている悪徳留学会社もいます。しかし弊社では、誠実に最新情報を的確にお伝えする事をモットーにしている留学会社です。生きている限り、人は一生涯、経験し、勉強し、他人との関わりの中で暮らしていくものです。人に依存するのではなく、自分自身に多少の迷いがあっても信じられるような強い忍耐力と正しい目を、このアメリカ社会でも身につけていってほしいです。