Los Angeles Town

ロサンゼルス
日本

ロサンゼルスタウンがゆく!

2024年12月31日をもってTowns Walkerのサービスを終了します。ご愛顧いただきありがとうございました。

コラム Column

アメリカで看護師になろう!

アメリカ看護

アメリカで看護師として夢をかなえるために決断。只今日本で準備中!

語学留学を経て、派遣看護師として働きながら再渡米の準備中!今回は、看護大学に在籍している学生や、永住権を取得し現地の医療施設で働いている看護師の体験談をお届けしてきましたが、今回は現在日本で留学準備中の方にお話しをお伺いしました。看護師を目指していたものの、困難な看護留学をあきらめ語学留学を選択したAさんとMさんは、滞在中に看護留学の夢が再燃し、帰国後は再渡米に向けて新たに準備を進めています。

 

ケース1

日本で正看護として勤務経験あり。これからアメリカの看護師を目指す!

A・Kさん


プロフィール
4年制大学卒業後、総合病院の循環器内科・心臓血管外科で4年間勤務。退職後、8カ月ほどアメリカに語学留学。アメリカで看護師になりたいという気持ちが強くなり、アメリカの看護大学への入学を目指すことを決めた。現在は、日本で働きながら医療英会話・NCLEXの勉強に励む。

 

看護留学のきっかけ

看護留学のきっかけは、大学在学時に参加した海外看護研修です。私はアメリカ、フィリピンの2カ国の研修に参加し現地の看護大学・大学院の先生・生徒と一緒にフィールドリサーチを実施しました。そこで現地の先生から「あなたたちは将来看護会のリーダーになるのよ」と言われたことが印象的で、将来は海外で働いていみたいとの気持ちが生まれました。卒業後、臨床に出ると日々忙しい業務に追われ、海外で働くということを考える余裕がありませんでした。

しかし、どこか常に海外に行きたいとの気持ちが自分の中にあり、それが実現するのかも分からない不安と迷いもありました。そこで、その不安や迷いが何か探るために、仕事を辞めて実際にアメリカに行ってみることにしました。現地で実際に看護師や医師として働く人たちと出会い、やっぱり看護師としてアメリカで挑戦してみたいとの気持ちが強くなりました。人生一度きりですし、後悔はしたくないとの思いが強かったので、本格的に看護留学を目指すことに決めました。

サポートを依頼するまで

初めて星さんに連絡させて頂いたのは学生の時です。もともと海外の看護師に興味は持っていましたが、なかなかサポート依頼に至るまで決心がつきませんでした。異国に第2言語で飛び込むこと、生活をすること、日本にいる大切な家族や友人と簡単に会えなくなること、また大変多くの費用も掛かります。けれど私の場合は、実際にアメリカに行って、現地の看護師や医師と出会い、友人ができたことが大きく背中を押してくれました。アメリカの看護師は責任がとても重くストレスが多い仕事ですが、同時にやりがいもあると誇りをもって話す友人が輝いて見えました。また、私自身も日本の看護師の働き方に疑問を持っており、アメリカの働き方はフレキシブルで、仕事内容も看護としての専門性があり、それに対する対価も日本と比較して断然良いと感じました。そして、家族や友人もとても応援してくれているので、その期待にも応えたいと思い、改めて星さんに連絡しサポートを依頼することを決めました。

現在は日本に帰国し、アメリカ看護さんのプログラム「オンライン医療英会話」を受講し、英語力向上に努めています。プログラムをスタートしてからは、いよいよ本格的に始まるなと貯金と勉強に身が引き締まる思いでした。お金も払っていますし、正直もうやるしかないという心境です。不安は常にありますが、それと同じくらいアメリカ看護留学に挑戦できることが楽しみです。

私は資金的に余裕が無かったため、派遣で週4~5日1日8時間~最長14時間働いています。仕事前や終わり、仕事中でも医療英会話の予習・復習や、NCLEXの勉強を行うようにしています。仕事と勉強の両立は体力的にも精神的にも疲れますが、今はやる気の方が勝っています。アメリカでの看護学生生活は決して簡単なことではなく、今後壁にぶつかることがたくさん出てくると思います。ですが、自分で決めた道なので精一杯努力をして、後悔のないようにしたいです。そして、これまでお世話になった家族、友人、大学先生方含め、たくさんの方々に恩返ししていきたいです。
 

ケース2

語学留学を経て、派遣看護師として働きながら再渡米の準備中!

M・Oさん

プロフィール
福岡県出身。高校-専攻科の5年一貫看護学校を卒業し、大学病院ICU/CCUに4年間勤務(救急外来も兼任)。その後半年間の語学留学のため渡米。留学中にアメリカ看護師を目指そうと決意。帰国後は、派遣看護師として働きながら再渡米の準備中。


看護留学へのきっかけ

私は高い志は最初から持ってはいませんでした。むしろ、実は看護師は二度としないと働いている時に決心していたくらいです。ただ幼少期から気付いたら英語が好きで、アメリカへの憧れがありいつか留学したいと夢に思っていました。どこかでアメリカで看護師になる選択肢もなんとなく考えていたのですが、そこまでの向上心は一切なかったのです。そして4年間勤務した後区切りを付け、語学学校に行くことで夢であった留学を実現しました。
仕事もせず、憧れの地アメリカで大好きな英語に囲まれて過ごせる留学生活は最高でしたが、半年間仕事から離れてみるとあれほど辞めたいと思っていた看護師に戻りたいと思うようになりました。まだまだ世の中はパンデミックの最中で、私は新型コロナウイルスで病院の中が大変な状況で働いていた頃を思い出し、今の自分は何も貢献できていないという罪悪感と何か物足りなさを感じました。また留学でアメリカに来て、今まで当たり前であった日常から離れてみると新しいことに気付くようになりました。一番大きな発見は、自分は結局、人命に携わるような責任のある仕事をしたい性格だということです。そして、看護師という仕事が本当は好きだったんだと現場から離れて初めて気付いたのです。

私はもう一度ICUや救急の現場で働きたいと思いつつ、日本よりアメリカにいる方が居心地が良いと感じていた私は「アメリカで働きたい、今の英語力にもっと磨きをかけてネイティブレベルまでいきたい」とそういう思いをきっかけにアメリカで看護師を目指すようになりました。アメリカの看護師について知識が全くない状態で、星さんとカウンセリングを行い、そこで知ったアメリカ看護師の立場やワークライフバランス、給料面の事情などについて知り、看護師への情熱があふれ、また仕事として現実的に捉えることができるようになりました。
現在、絶対アメリカで看護師になると決意し、再渡米するべく資金調達とNCLEX勉強などを働きながらやっています。決して簡単な道ではありませんが留学をきっかけに新たな夢を持つことができ、その夢に向かって挑戦できること自体が今、とても楽しいです。


サポートを依頼するまで

学生時代にアメリカ留学を考えた時、興味本位でアメリカ看護留学を調べた時にアメリカ看護さんのホームページを拝見しました。私には皆さんの体験談を読みながらすごいなぁ…と感心していました(笑)。
しかし、留学中に本気でアメリカで看護師になることを目指そうと考えるようになり、まずは話を聞きたいと思い、以前拝見したアメリカ看護さんが一番に思い浮かんだので何の情報収集もしないままカウンセリングを申し込みました。勢いで申し込んだので下調べもなく無知でしたが、星さんは私の現状から何がこれから必要なのか、何が不利になるのかなど詳細を明確に教えてくれました。決していいことばかりを並べるのではなく、自分にどのような点が不利となるかまで指摘があり良い意味で現実を突きつけられました。少し落ち込んだもののこれが現実かと、かなり気合いが入っていたことを覚えています。Zoomミーティングが終わる頃には絶対に夢をかなえたいという強い意志に変わっていました。ただ誰でもサポートしてもらえるわけではなく、書類査定等を通して本当にサポートできる方のみと仰っていたため少し不安はありましたが、星さんはじめアメリカ看護さんの本気度が伝わってきてぜひお願いしたいと即決しました。
結果、無事にサポートいただけることになり、CGFNSの書類準備中です。まだまだこれからの段階で、フルで働きながらでは時間には余裕がないですが、星さんに大きな信頼を置いているのでサポート内容はもちろん、精神的も安心です。これから長い道のりですが、今後ともぜひよろしくお願いいたします。

 

星宣子から

AさんとMさんの共通点は日本の正看護師としての経験があり、さらにアメリカに語学留学していたことです。それぞれ渡米したきっかけは異なりますが、いずれも語学留学中に弊社に連絡頂いた後、日本に帰国し、現在はNCLEX書類、資金調達、英語力向上など、再渡米に向けて必死に頑張っています。実は、お2人のような語学留学やオペア留学の経験がある相談者は少なくありません。

実際にアメリカで学生生活を送ってみると分かるのですが、徐々にしかし確実に資金が減り不安になってきます。さらに、看護師はどこの求人サイトを見ても高収入で、働き方も自分で決められることが多いことを知ります。しかし、求人募集をしている医療関係に履歴書を送付しても、必ず「就労許可証」「SSN」「アメリカ国内での医療経験」「推薦者」「アメリカの看護大学卒業有無」「英語力」の項目の壁があることに気付きます。

これは留学生であれば誰もが通る道です。また海外で資格を取得し、スポンサーでない方法で合法的に就労資格を取得できた看護師であっても、アメリカ国内での医療経験や推薦、そしてアメリカ看護大学の学位などで審査に引っ掛かってしまうことがほとんどです。英語を母国語としない人は、さらにハードルが高くなってしまいます。

このような現実を知る機会がないまま、語学留学にお金と時間を文字通り全てかけてしまう人もいれば、永住権のスポンサーをしてもらえるらしいという噂に振り回されて2年間の就労許可証を更新したり、また上級ライセンス取得を目指したり、ビジネスビザに切り替えたり、アメリカ人のボーイフレンドを探し始めたりするというのが、滞在資格を延長するための王道パターンです。

AさんとMさんには、それぞれこれから何が必要で、何が不利となる要因かということも全てお話しました。例えば、自身または他社で作成された書類を確認し、NCLEX合格してもカリフォルニア州のライセンスを移行する際には追加書類が必須で、それが通るだけの書類をそろえておくこと、また書類作成サポートするにあたり弊社で書類作成サポートできるかどうかは書類審査してみないと何とも言えないことも伝えました。それは申請者がそろえられる書類には限界があったり看護学校の書類詳細に問題があったりなどさまざまな問題が起こる可能性があるからです。

個人的なお話をすると、私は重要な手続きなどに不安がある場合は、必ず専門家にお願いして確実に進めるタイプです。これは私の経験上、アメリカで重要な書類をそろえたり手続きをすることは大変だということを知っているからです。20年ほど前に私がニューヨーク州で教鞭を執っていた頃、教師として渡米してきた同僚たちは、学歴も職歴も申し分なくとても優秀でした。しかしアメリカに提出した書類が問題になり、結局永住権取得申請したものの本帰国を余儀なくされたのです。以降こういった方たちをたくさん見てきたので、今の仕事においても相談者が成功する確率を高めるために慎重にカウンセリングを行っています。というのも弊社にご相談いただく方の90%以上を占めるのは、20代半ば過ぎでこれからアメリカに来て「アメリカで看護師になって働きたい。永住権を取得したい」という方だからです。

時間やお金をかけてもかなわない夢なら、きっぱりあきらめ次の夢に向かって行く勇気も大切です。人によっては、自分にどのような点が不利になるのかとはっきり言われると気分を害することもあると思います。しかし、専門家を含め経験や数をこなしてきた方の言葉には耳を傾けることも大事です。夢をかなえるためには不利な点や指摘されても現実をきちんと見つめることができる強さが必要です。私は相談者に安易に「がんばって」と言葉を掛けることはありません。その代わり、その方の状況や手続きなどを綿密に調査しいったんサポートできると分かったら、夢を実現できるまで支えていきたいと思っています。応援しています!

 

 写真提供元:by アメリカ看護