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ボストン在住ブロガーMs.Littlepondの 駐在妻的米国生活
09/01/22
アメリカ駐在家庭の子どもが現地校に合わない……親はどうすればいい?
ボストン駐在妻ブロガーのLittlepondです。
これから駐在妻になる人のためのブログPre駐妻.comを運営しています。
9月に入ると、アメリカの公立学校が新学期を迎えます。パートナーの駐在・赴任・留学などでこちらへ移住し、お子さんがいるご家庭では、そろそろ「Back To School」の準備で大忙しではないでしょうか。
わが家では長女が小学3年生の夏休みにボストンへ引っ越し、9月から娘は現地校へ編入しました。
日本の小学校では新学期になると、子どもの学用品に一つずつ名前を付けたり、PTAの役員決めで、誰かが手をあげるまで帰れないなど「これが面倒くさいのよね〜」と、ため息が出ることばかり。
しかし、わが家が引っ越したボストンでは、そんなストレスが一切ありませんでした。
学用品は学校から言われたものを文房具屋さんやドラッグストアで購入し、見つからなければAmazonでもOK。クラスで共用だから名前を書く必要もありません。
PTAは「やりたい人が、やりたいことを、やれるだけやる」スタイルなので、1人1回はなにかやれ、という日本のようなプレッシャーもありません。
アメリカ現地校の保護者ってなんて楽チンなのかしら!と感動しましたが、ぜんぜん楽チンではなかったのは子どもたちです。編入してしばらくすると「ウチの子、もしかしたらアメリカ現地校には合わないのかしら?」と心配になってきました。
そこで、前置きが長くなりましたが、今回のテーマは「子どもがアメリカ現地校に合わなかったらどうすればいいのか?」です。
わが家でも、長女が3年生に編入後、親子でいろいろと気づいたことがありました。
日本で英語の準備はしてきたものの、当然、ネイティブの英語スピードにはついていけず、親子で担任の先生の言っていることがまったくわかりません。
英語が母国語ではない生徒のためのESL(ELL)クラスでは、先生がヒステリックにできない生徒を叱ったり、現地の子たちと一緒の授業では、日本のように真面目に黙って授業を聞く子よりも、うるさいくらいにガンガン発言する子が先生から褒められます。
娘は日本とまったく違うアメリカ現地校にすっかりドン引きしてしまい、毎日不安そうな顔をしながら学校へ通うようになりました。ボストンには全日制の日本人学校はありませんので、現地校が合わなければ日本人学校へ、という逃げ道もありません。
そこで、夫と私は周りの人に相談し、学校の先生やESLの先生にも協力してもらい、なんとか娘が現地校に馴染めるようなアドバイスをもらいました。
日本の公立学校の常識では考えられないようなことも、現地の人からはたくさん教えてもらい、やっと「アメリカ現地校で子どもがツラそうにしていたら、まずは親がするべきこと」がわかってきたのです。
その内容を、詳しくこちらのブログ記事にまとめてみました。
きっと、この9月からアメリカ現地校へお子さんを編入させるご家庭では、毎日が心配の嵐かと思います。
でも、親がしっかりと周りのサポートを求めたり、少しだけ気を遣ってあげるだけでも、子どもは自分の足でちゃんとアメリカ現地校へランディングできるはず。
合わないから日本人学校へ行かせよう、やっぱり日本へ帰ろう、というように、親が心配しすぎて過剰に子どもに手を差し伸べる前に、最初は子どもが頑張る力を信じてあげるのが、まず親のやるべきことだと強く感じました。
この他にも、これからアメリカをはじめ、海外で駐在妻を始める皆さまのお役に立てそうな記事を、私の駐在妻としての体験を踏まえてブログで書いています。
これを読んでくださっている方の勇気や希望になれば嬉しいです。
では皆さんも、親子で素敵な新学期を!