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カテゴリー:法律
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いよいよ移民申請費が値上がりする!?

 USCIS(米国移民局)は、2023年1月3日に、Notice of Proposed Rulemaking (NPRM) にて、新しい申請料金(ドラフト*)を発表しました。*現時点ではまだ最終決定されておりません。

以下に、多くの方に馴染みのあるカテゴリーをお伝えします。

引用元: https://public-inspection.federalregister.gov/2022-27066.pdf

 

申請カテゴリー

フォーム番号

現在の申請費

変更後の申請費

フィアンセビザ

I-129F

$535

$720

結婚ベースのグリーンカード

I-485、I-130, I-765, I-131 同時申請 

(郵送申請)

$1760

$3640

グリーンカード 条件解除申請(2年→10年)

I-751

$595

$1,195

グリーンカード 更新

I-90(郵送申請)

$540

$465

ビザ申請

I-129 (Lビザ)

$460

$1,385

 

今後、60日間のパブリックコメント期間を経て、最終案が決定されるまで、申請料金は変更されません。

2022年3月に現バイデン政権がUSCIS職員の増加や最新のテクノロジーを取り入れた上でのプロセッシングタイムの短縮を、2023年9月を目処に実施する目標を掲げました。(グリーンカード、フィアンセビザのリードタイム = 6ヶ月が目標)

そして、これらの目標を達成するには、資金が必要だというのがUSCISの申請料UPに対する回答になる様です。

現在、アメリカの内政は民主党政権下である影響もあり、件数の増加が見込まれる人道的支援・人道的プログラムに対し、申請費免除を今まで以上に増やす方針です。その資金も、一般的な申請(例えばグリーンカードやフィアンセビザなど)の申請費増額により賄うことになります。

多くの方が気になるのは、今回、本当に値上げは行われるのかどうか?ということだと思います。

これらの値上げを実施するためには、数々のステップを踏む必要があり、簡単にはいきません。 実際に、2020年10月に値上げが予定されていましたが、結局、州議会に差し止められ実現しませんでした。ただ、そのような経緯を踏まえ、前回2016年に値上げされてから6年経っていること、物価高による社会の背景も考えると、今回の値上げが採択される可能性は十分にあります。

これから申請予定の方は、今後のUSCISの動向に注目です。

(情報は2023年1月現在のものです)