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06/08/23
アメリカ不法移民に合法的な地位を与えるDignity Program(尊厳プログラム)って何?
5/23/2023に、移民法改正法案 (The Dignity Act of 2023) が発表されました。(まだ可決されていません)
その中の項目の1つに、Dignity and Redemption Program (直訳すると「尊厳と贖罪のプログラム」)というものがあります。
すでに米国に住んでいる不法移民に合法的な地位を付与する、いわゆる恩赦プログラムです。
不法移民にグリーンカードを含む合法的な地位を与え、最終的にアメリカ市民権を獲得するチャンスを与えます。
この条項が可決されますと、約60万人のDACA受給者を含む最大190万人のドリーマー(幼少期に親にアメリカに連れてこられた不法移民)が合法的な地位を得ることが可能になります。
また、法案可決から2年以内に、全ての不法滞在者はこのプログラムに応募するか、もしくはアメリカを出国しなければなりません。
【Dignity and Redemption Program の概要】
・応募条件
この法案が可決された時点で、すでにアメリカに5年以上滞在していること。
・Dignity Program(7年)
参加者はまず犯罪歴調査を通過する必要があります。
そして、2年ごとにDHSにチェックインし、良好な社会的地位を保たなければなりません。
7年間で計5,000ドルを支払います。
7年のプログラムを無事に完了した人は、次の2つの選択肢があります。
1. Dignity Status
労働許可、滞在許可、また再入国許可を与えられる。5年毎の更新。法を遵守し優良な地位を保つ限り、何回でも更新可能。
2. Redemption Program (5年)
労働許可、滞在許可、また再入国許可を伴う5年間の条件付きステータス。
英語とアメリカの公民を学び、計200時間のコミュニティサービスをする必要あり。
5年間で計5,000ドルの支払いが必要。
プログラムを完了すると、グリーンカード申請可能。
グリーンカード取得後5年で、アメリカ市民権の道が開かれます。
これまで何度も不法移民やDACAの救済策の法案がありましたが、さて今回はどうなるでしょうか?
(情報は06/08/2023のものです)