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医療・健康 | オバマケア
オバマケア第2回
前回は、オバマケアの概要を簡単にご説明させて頂きました。第2回では、皆様から頂いたご質問にお答えします。
Q: Health Insurance Marketplace とはなんですか?
オバマケアにより、医療保険に加入する方法として新しくHealth Insurance Marketplaceがあります。Health Insurance Marketplaceとは、沢山ある保険会社とそのプランを値段やカバーする内容により仕分けし、一つの場所にまとめるサービスです。
Healthcare.gov のように、インターネットでのアクセスが主流ですが、電話や直接規定されたオフィスなどに行き加入可能な医療保険のプランを見る事ができます。
州により異なりますが、多くの州は独自のHealth Insurance Marketplaceを提供していない為、それらの州では政府が提供するhealthcare.govで保険に加入する必要があります。お住まいの州 のHealth Insurance Marketplaceを探すには、こちらのリンクより、”Get State Information”の下にあるグレーのメニューからお住まいの州を選び、表示される緑の”Visit your state marketplace” をクリックしてご覧ください。
Health Insurance Marketplaceのサイトに行った後は、個人情報を記入すると、加入可能な医療保険のプランがその内容により四段階(下からBronze, Silver, Gold, Platinum)に別れて値段と供に表示されます。加入するかは決めていないが、どういったプランガあるのか見たいと言う場合はそのための窓口もあります。
Q: こういったケースではどうしたらよいのですか?
1. 40時間に満たないパートのしごとをしている場合
パートの仕事をしている場合でも、その他のオバマケア適用の条件を満たしていればindividual mandateにより規定された医療保険に加入できる必要があります。従業員50人以上の企業はフルタイムで働く従業員にのみ保険を提供する必要がありますが、パートで働く場合提供する必要はありません。よって、パートで働く人は個人的にinsurance marketplaceなどで保険に加入するか、公的医療保険に加入しなくてはなりません。尚、所得により免税などの形で医療保険に加入するための援助を受ける事ができる場合もあります。
2. 従業員50人以下のスモールビジネスで就業
従業員50人以下の小企業は従業員に医療保険を提供する規定がありません。そう言った企業で就業する場合、個人で保険に加入する必要があります。尚、従業員50人以下の小企業でも自主的に保険を提供する場合もあります。その場合雇用主は免税などの形で政府からの援助を受ける事ができます。
3. 学生ビザで勉強中
学生ビザでアメリカに来ている場合、最初の5年間はindividual mandateから免除されます。要するに、最初の5年はオバマケアで指定された保険に加入しなくても罰金税をかせられる事はありません。加入希望であれば、insurance marketplaceなどで加入する事もできますが、日本で加入した海外旅行傷害保険でもよいとされています。
4. 離婚
既婚者の場合、夫婦のどちらかが雇用先から提供される医療保険に一緒に加入するなどのケースがありますが、離婚した場合、保険への加入は個人の責任となります。尚、離婚する事で収入が不十分になるなど、離婚以外の理由で罰金税を免除される場合があります。
5. 配偶者死亡
収入が不十分の他、身近な親族の方が死亡した場合も罰金税を免除される場合があります。
**罰金税免除の対象、そしてそのためのアプリケーションはこちらを御覧ください。
グリーンカードを持っているが、日本に帰った・帰る予定である
グリーンカード保持者は individual mandateが適用され、医療保険に加入しなければならない人は、たとえ短期間日本に帰国する場合でも保険に加入する必要があります。
グリーンカードを持っていて、日本に帰国(アメリカに戻る予定がない場合)する事になった場合、グリーンカードを失うことが原則ですが、グリーンカードを保持している限り、アメリカの住民と言う事アメリカで税金を納めないといけません。何か特別な理由で免除されない限り、保険に加入するか罰金税を払う必要があります。
尚、アメリカの国籍を持ちながら米国外に在住する(仕事などの理由で)場合、individual mandateが免除され、米国内用の医療保険に加入する必要はありません。
Medicare
現在Medicareに加入されている高齢者の方はそのままMedicareを使い続ける事ができます。大きな変化としては、処方薬の値段が安くなったり、健康診断などが無料になる場合があります。
Q: オバマケアに関する質問などは、誰に聞けば?
オバマケアに関する質問はHealth Insurance Marketplaceで直接する事ができます。
https://www.healthcare.gov/contact-us/ で、電話やチャットのサポートセンターがみつかります。
また、上記サイトの右下のFind Local Helpに、お住まいの町と州、あるいはジップコードを入れて検索しますと、Health Insurance Marketplaceの担当者と話す事も可能です。
尚、日本語でのサポートは、州によりますので、Health Insurance Marketplaceのコールセンターに直接電話して(1-800-318-2596)確認してください。お住まいの州と、日本語での通訳を希望していると伝えれば、通訳可能な人がいる限り、無料で通訳の人に繋いでくれます。
**当情報は、下記サイトにより独自に調査を行なったものです。詳細は下記を御覧ください。
http://www.immigrationunitedstates.org/products/live-abroad-green-card.html
http://www.immigrationunitedstates.org/products/live-abroad-green-card.html
http://www.irs.gov/uac/Questions-and-Answers-on-the-Individual-Shared-Responsibility-Provision
http://www.petite.co.jp/iInsurance.htm
https://www.healthcare.gov/what-is-the-health-insurance-marketplace/#state=oregon
http://obamacarefacts.com/obamahealthcare-summary.php
https://www.healthcare.gov/what-if-someone-doesnt-have-health-coverage-in-2014/