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最新バージョンのグリーンカードには、有効期限が設けられていますが、しかし、まだ多くの人が有効期限のない古いバージョンのグリーンカードを持っています。1970年代から1980年代にかけて、米国政府は、有効期限が印刷されていないグリーンカードを発行しました。一般的に、これらのカードは引き続き使用することができます。しかし、有効期限のないカードには、いくつかのリスクがあります。

I-151が有効期限を過ぎている

まず、有効なカードを所持していることを確認してください。もし、あなたが持っているカードのどこかに小さく「I-151」または「Form I-151」と書かれていたら、それは無効なカードです。1977年にアメリカ政府はI-151を廃止し、I-551に切り替えました。I-151とI-551は、単に「グリーンカード」の政府内呼称です。このバージョンをお持ちの方はグリーンカードを交換しなければなりません。

有効期限のないグリーンカードの問題点
I-551のグリーンカードを所持している限り、有効期限がない場合でも、それは有効です。USCISは、永住権保持者に有効期限のないグリーンカードの交換を義務付ける規則の導入を検討しましたが、現在ではそのような規則は導入されていません。
それでも、有効期限のないグリーンカードを交換する理由はいくつかあります。

米国への入国
有効期限のない古いバージョンのグリーンカードは、旅行者にとって大きな問題となることがあります。税関国境警備局（CBP）職員が古い写真からグリーンカードの法的所有者であることを確認できない場合、あなたの身元が確認されるまで入国が遅れる可能性があります。たとえば、写真が若いときに撮られたものである場合、あなたを認識することは難しいかもしれません。場合によっては、カードを交換するように職員から警告を受けることがあります。CBP職員は、入国を拒否する幅広い裁量権を持っています。法的にはグリーンカードを差し替える義務はありませんが、入港地でのトラブルによる遅延や費用を考えると、差し替える価値はあるといえるでしょう。

雇用
有効期限のないグリーンカードは、雇用主にとっても問題となる可能性があります。古いカードであるため、劣化や破損している可能性があります。また、写真が古いと、雇用主は不快に思うかもしれません。

グローバル・エントリー
グリーンカードを更新するもう一つの理由は、頻繁に旅行する場合です。グローバル・エントリー・キオスクでは、新しいグリーンカードが必要です。GE（グローバル・エントリー）キオスクは、古い形式のグリーンカードを読み取ることができません。

古いグリーンカードを交換する
有効期限のない古いバージョンのグリーンカードを更新するには、I-90フォーム（永住権カード更新申請書）を提出する必要があります。 カードを差し替える場合、理由を記入する必要があります。この記事で説明した理由で差し替える場合は、"I have a prior edition of the Alien Registration Card, or I am applying to replace my current Permanent Resident Card for a reason that is not specified above." を選択することが可能です。

”Information by マーク・C・オプリ移民弁護士事務所 - Law Office of Mark C. Ople Immigration”

2022年6月更新