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習慣・マナー | 葬式

葬式

アメリカでは法律により人が亡くなると亡くなった方は亡くなった先から家には戻れない。(事情を知らない日本人が家人が亡くなった方を家に帰らせなかったなどと陰口をたたく人を見かけるが、法律である。)日本での葬儀は一般的に遺骨での葬儀、または遺影のみで葬儀が行われますが、カリフォルニアでは遺体にての葬儀が主で、遺骨での葬儀は比較的少ないです。葬儀も一般に公示して行うものと、家族のみで行う密葬とがあります。

葬式は電話、または新聞の死亡広告で知らされます。友人や仕事上で付き合いのある人、またその家族が亡くなったという知らせを受けたら、何はともあれお悔やみの電話をしましょう。特別の断り書きがなければ、花を贈るのも大切なマナーです。花の送り先は、葬儀の斎場、教会、または墓地で、普通、新聞の死亡広告に明示されています。なお、ユダヤ教、カトリックの葬儀の場合、花を贈る習慣がないので注意が必要です。死亡通知の中に「Please omit flowers」とあった場合は花は贈るべきではありません。

葬儀に参列する時の服装についてですが、アメリカでは遺族以外の一般会葬者が喪服を着る習慣は最近ではほとんど見られません。派手な色合いのもの、肌の露出度が高いもの、透けたり光る素材の服は、マナー違反と見られるので避けたほうがよいでしょう。男性はダークスーツに黒のネクタイ、女性は地味な色合いのワンピース、スーツなどで、子供はおとなしいデザインの服が無難でしょう。最近は女性がパンツ姿で出席することも珍しくありませんが、伝統的にはマナー違反とされています。

お悔やみのカードについては、葬儀の場で家族に直接お悔やみを伝えたのであれば必要ありませんが、挨拶する機会がなかったり、リストに署名しただけで遺族と話さずに帰ったのであれば、後からカードを出しておくほうがよいでしょう。

アメリカの葬儀の多くは教会や葬儀社のチャペルで行われるキリスト教式のものですが、プロテスタントの場合は、黙とう、賛美歌の合唱、聖書朗読などの後、個人の経歴が紹介され、葬儀委員長の挨拶の他、家族や友人らのスピーチが行われることもあります。式全体は短時間で終了し、仏式に比べると祭儀的要素は少ないです。一方、カトリックの場合はこの他に司祭の説教が行われることが多いでしょう。葬儀そのものの流れとしては、仏式、神式、キリスト教式とも大きな違いはないといえます。初めての場合、どのようにしたらよいか戸惑うものですが、マナーに関しては周囲の人たちと同じようにしていればよいので、それほど心配する必要はないだでしょう。
日系社会の葬儀の場合、だいたいの流れは日本と同じか、もしくは簡略化されたものになっています。日本でのマナーに従えば問題はありません。

日系社会の葬儀では、一般会葬者も喪服を着る習慣や香典を渡す習慣が受け継がれています。香典は香典袋に入れ、表書きは「御霊前」とすれば全ての宗教の葬儀で使用できます。
日系社会の葬儀のアメリカの相場は20〜100ドル程度。日系以外の葬儀で金銭を渡す習慣は通常はないでしょう。
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